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【相対性理論】130億光年彼方での一般相対性理論の検証 アインシュタインは間違っていなかった?
[1]アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2016/05/13 16:01
発表者:

奧村哲平 (おくむら・てっぺい)
 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 特任研究員
日影千秋 (ひかげ・ちあき)
 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 特任助教


発表のポイント:

*宇宙の加速膨張の謎に迫るため、すばる望遠鏡を用いて遠方宇宙(130 億光年)にある約3000個の銀河の距離を測定し、立体地図を作成した。
*銀河の運動を詳しく調べることで、宇宙の大規模構造が形成される速度を、このような遠方(過去)の宇宙において世界で初めて測定し、一般相対性理論が重力理論として正しいかを検証した。
*得られた測定結果は、一般相対性理論の予言値と一致していた。宇宙の加速膨張は、アインシュタインが導入した「宇宙定数」によって説明できるとする説をさらに支持する結果となった。


発表概要:

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の奧村哲平特任研究員と日影千秋特任助教、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の戸谷友則 (とたに・とものり) 教授を中心に、東北大学大学院理学研究科天文学専攻の秋山正幸(あきやま・まさゆき)准教授及び京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻の岩室史英 (いわむろ・ふみひで) 准教授、太田耕司 (おおた・こうじ) 教授らから成る国際研究グループは、すばる望遠鏡を用いたFastSound (ファストサウンド) という銀河サーベイにより、平均して130 億光年もの遠距離にある約3000個もの銀河までの距離に基づく宇宙3次元地図を完成させました。

さらに地図中での銀河の運動を詳しく調べ、重力によって大規模構造が成長していく速度の測定に初めて成功しました。そして、そのような遠方宇宙でも構造形成速度がアインシュタインの一般相対性理論の予想と一致することを確かめました。今回の結果は、一般相対性理論は正しく、アインシュタインが導入した宇宙定数により宇宙の加速膨張が起きているという説をさらに支持するものです。

本研究成果は日本天文学会の発行する Publications of the Astronomical Society of Japan (欧文研究報告) のオンライン版に2016 年4月26日付で掲載されました。



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